GUIDEBOOK

フローリングのやってはいけないこと

水分と直射日光に気をつけましょう
2023/07/25

フローリングは生活の舞台です。調度やあらゆる物を受け止め、家族の活動を足元から支えています。内装材の中でもダメージを受けやすいフローリングを気持ちよく維持するために、日常生活で気を付けることを説明します。手入れ方法は様々な表面仕上げでそれぞれ違います。ここでは、無垢や厚挽板複合フローリングなど木の性質を残したフローリング共通の注意点を見ていきます。

水分は苦手です 目地から浸み込みます

コップの水をこぼしたとします。無塗装やオイル塗装の場合、床材そのものに水が浸み込みます。ウレタン塗装など水を通さない塗装の場合水たまりになりますが床材に浸み込むことはありません。しかし、すぐに拭き取らないと目地から水が浸透していきます。無塗装なら浸み込んでも蒸発しますが、水を通さない塗膜だと水分は内部に留まり、下地にまで浸透して膨らんで突き上げたり、接着が剥がれて床鳴りがするなどの原因になります。

直射日光が苦手です 変色します

窓際で直接日光が差し込む部分は紫外線の影響で他の部分よりも日焼けが進みます。日焼けは天然木ならではの経年変化の良さですが、部分的に色違いにならない様に注意する必要があります。
<直射日光の注意点>
・床に直接日光が当たらないようにカーテンを使用する
・掃き出し窓際は長時間日光が入り込むため特に注意する
・カーペットやベタ置きの箱家具などで隠されている部分は変色しにくいので色違いが生じます
・長時間直射日光に当たる部分は他より乾燥も進むので、表面仕上げによってはひび割れが起きる可能性があります。

温度湿度に敏感です

天然木の性質を残したフローリングは、高温多湿の夏に膨らみ、寒冷乾燥の冬痩せます。特に湿度の影響を受けて変形しますが、施工後数年で動きは落ち着きます。日常生活での温度による床へのダメージは次の様に想定されます。
<温度湿度の注意点>
・熱湯の入ったカップなどを直接置くと表面が変色します。例えばウレタン塗装の場合塗膜が木から剥離して密着していないところが白く見えます。
・ホットカーペットを使用する時は床との間に断熱性のシートを挟んで、熱がこもって乾燥することによる割れを防いでください。
・エアコンの暖房運転の吹き出し風が長時間にわたって床に直接当たり続けると過乾燥になり、ヒビや割れの危険があります。

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