FLOORING
究極の持続性マテリアル「コルク」

コルクフローリングは遮音性が高い?

集合住宅で階下に衝撃を伝えにくいフローリングとは
2023/10/04

フローリングの素材として考えた場合、コルクの衝撃吸収性と吸音性イコール階下への遮音性ということではありません。マンションの規約で床材の遮音等級が定められている場合のリフォームに関する問い合わせが多いため、簡単にご説明します。

マンションの遮音規定のLL-45 等級の性能はとれている?

この質問を、マンションのリフォームを検討されているお客様からよく頂きます。私たちが扱っている「CORKCOMFORT」のコルクフローリングはLL-45 等級の性能はとれていません。
マンションの階下への騒音が問題になり、床材等の性能評価としてLL等級が定められました。木質系のフローリングはクッション性が無いため、そのままでは等級を取れません。そのために、裏側ににフカフカのスポンジ等を使った防音フローリングという製品が登場しました。
2008 年に試験方法が変わりLL 等級という呼称がなくなりましたが、マンションの規定に書き換えられず残っているのが現状です。
防音用ではない一般のフローリング単体ではこの防音性能は出せません。必要な場合、防音用の下地の上にフローリングを貼る必要があります。

LL45等級対応の、裏にクッション性のある素材を貼った防音フローリング。 歩くとフカフカする。

コルクフローリングが階下へ振動を伝えないという誤解

コルクフローリングだけで、あるいはフローリングの上にコルクタイルを敷くだけで階下への遮音効果があるというのは誤解です。
音が階下に伝わる原因は二つあります。スピーカーの音や話し声など、部屋内の音が空気の振動として階下に伝わる場合と、重たい物を落としたり足音など直接床を振動させることで伝わる場合です。コルクの持つ衝撃吸収性と吸音性で、落下音や足音が小さくなりますが、直接床を振動させる力を著しく軽減するものではありません。子供が走り回るなどの騒音トラブルの解消には、他のフローリングと同じように、躯体の床にLL45等級対応の防音下地材を貼ってその上に施工する、あるいは浮き床等の防音工事が必要になります。
LL45等級対応の防音下地材はおよそ20㎜の厚みがあります。リフォームの際には、前のフローリングの厚みを超えるとドア枠より高くなるなどの問題が発生することがあります。そのような場合、「CORKCOMFORT」は厚みが4mm、6mm、7mmの製品がありますので、高さを抑えることができます。

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